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ラリーガのサラリーキャップを分かりやすく!メッシがバルサ退団!

リオネル・メッシが、ラ・リーガのサラリーキャップ問題によって、バルセロナから退団することが発表されました。

サラリーキャップとは、クラブ全体の収入に応じて選手に支払う年棒の上限を定める制度で、チームの格差の是正や年棒の高騰をおさえることを目的にしています。

欧州サッカーでサラリーキャップを導入しているのはラ・リーガのみですが、2017年には欧州サッカー全体で導入することが検討されていることが発表されました。

NFL(アメリカンソフトボール)やNBA(北米プロバスケットボールリーグ)などいくつかのプロスポーツで導入されています。

ラリーガのサラリーキャップを分かりやすく!

ラ・リーガが導入しているサラリーキャップとは、先述したように選手に支払う年棒をクラブ全体の収入に応じた上限額以内に収めるよう定めているものです。

選手に支払う年棒以外にも、

  • コーチに支払う年棒
  • 移籍金の減価償却費
  • 代理人への手数料
  • 下部組織運営

などもクラブ全体の収入に応じた上限内に収めなければいけません。

 

今回の、

「ラ・リーガの定める経済的・構造的な障害」

とは、主に新型コロナウイルスの影響によってバルセロナの収入が減少し、それに伴い選手に支払える年棒の上限額が引き下がったことが関係しています。

メッシ側も譲歩して年棒50%カットで同意していたものの、それでもサラリーキャップの規定にひっかかることになり、契約を結ぶことができませんでした。

 

年棒50%カットで同意後、状況が一転した理由

一旦、年棒50%カットで同意していたものの、サラリーキャップの規定にひっかかることになったのには、CVCキャピタル・パートナーズが関係しています。

CVCキャピタル・パートナーズは国際的な投資ファンドで、ラ・リーガはCVCキャピタル・パートナーズと合意を結ぶことで資金調達を行う予定でした。

CVCキャピタル・パートナーズから調達した資金27億ユーロ(約3500億円)のうち、90%は各クラブに分配されます。

バルセロナは分配された資金で、メッシとの再契約の障壁をクリアできると考えていました。

(※バルセロナは2億7000万ユーロ(約350億円)が分配される予定でした)

資金のうちの70%がスタジアムやトレーニング施設などのインフラ整備に、15%が債務更新や型コロナウイルス(COVID-19)による損失の補填に、そして残りの15%が人件費として使用できることとなり、バルセロナの場合は4050万ユーロ(約53億円)が補強費として使用できることとなる。

(引用:Yahoo!ニュース

 

ですが、CVCキャピタル・パートナーズとの合意内容には、今後50年間、各クラブは映像権の10.95%をCVCキャピタル・パートナーズに納めることが含まれていました。

このことに、レアル・マドリードが反発。

バルセロナも合意反対の声明を発表したため、CVCキャピタル・パートナーズから資金調達の見通しが立たなくなり、メッシ残留のための資金が調達できず、手放すことになりました。

メッシはバルサ退団後、どうなる?

今回、バルセロナを退団することになったメッシですが、今後はどうなるのでしょうか。

あくまでは予想になりますが、ラ・リーガ以外のクラブチーム、つまりスペイン以外のプロサッカーリーグに所属しているクラブチームに加入する可能性が高いでしょう。

なぜなら、ラ・リーガ内では退団したバルセロナとレアル・マドリードが選手に支払う年棒の上限額が突出して高いからです。

 

ラ・リーガ以外に加入すると思われる理由

2019年7月に発表された、リーガ1部の年棒限度額上位10クラブがこちらです。

クラブ名限度額
バルセロナ6億7143万ユーロ
レアル・マドリード6億4105万ユーロ
アトレティコ・マドリード3億4850万ユーロ
セビージャ1億8517万ユーロ
バレンシア1億7067万ユーロ
ビジャレアル1億859万ユーロ
アスレティック・ビルバオ1億318万ユーロ
ベティス1億35万ユーロ
レアル・ソシエダ8113万ユーロ
エスパニョール6874万ユーロ

このように、バルセロナとレアル・マドリードが突出しています。
(バルサの6億7143万ユーロは、約869億円)

バルセロナは新型コロナウイルスの影響によって、2021-2022シーズンの限度額は約1億6000万ユーロまで引き下げられています。

2019-2020シーズンと比較すると、バレンシアと同等の限度額です。

バルサの年棒限度額が引きさがったのは、新型コロナウイルスによって観戦チケットの収入が大幅に減額したことが影響していると言われます。

ラ・リーガでバルセロナと同等の年棒限度額のレアル・マドリードも、観戦チケット収入が減額していることは否めません。

となると、ラ・リーガ内で年棒限度額内でメッシを獲得できるクラブは存在しないといえるでしょう。

ですので、サラリーキャップ制度が導入されていないクラブチーム、中でもメッシに多額の年棒を支払える財力のあるクラブチームへの移籍が現実的といえそうです。

 

メッシを獲得するクラブチームは?

メッシを獲得するとして有力視されているクラブチームは、パリSG(フランス)です。

パリSGには、一緒にバルセロナでプレイしていたネイマールが所属しています。

「パリのクラブはチャンピオンズリーグのタイトルを勝ち取ろうと必死になっているようなので、この動きは最も可能性が高い」とみている。またメッシ自身にとっても「完璧なシナリオ」と指摘。

(引用:ゲキサカ

一方、別のメディアでは、パリSGは7月末でメッシ獲得レースから撤退することを表明しているとも報じられています。

情報が錯綜している状態ですね。

また、アメリカのクラブチームが交渉の余地を残しているとの報道も。

メッシはバルセロナの広告塔ともいえる、象徴する存在。

バルセロナに残ることが1番ですが、特例などが認められない限りはバルセロナ残留が難しそうです。

まとめ

以上、「ラリーガのサラリーキャップを分かりやすく!メッシがバルサ退団!」をまとめました。

ラ・リーガだけに導入されているサラリーキャップ制度によって、バルセロナ退団が発表されたメッシ。

クラブの収入によって選手に支払われる年棒上限が決まるサラリーキャップ制度ですが、メッシ退団となったバルセロナの収入減少は、新型コロナウイルスの影響でもあります。

バルセロナとメッシ、両者が残留を希望しているので、何か特例措置などがとられることを願いたいです。

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